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Shirakawa Group
Laboratory of
Green Chemistry
研究方針
有機合成化学は、新しい医薬品や機能性材料の開発・製造において欠かすことの出来ない研究分野です。私の研究グループでは、医薬品開発や機能性材料開発のための強力なツールとなりうる、新しい有機合成反応の開発に取り組んでいます。特に、グリーンケミストリーを強く意識し、環境に調和した未来型の反応開発を目指し、日々研究に取り組んでいます。
環境に調和した未来型の反応開発を実現するため、独自にデザインした高性能触媒を調製し、この特徴を利用した環境調和型反応媒体中での反応開発、中でも安全・安価な水を反応媒体とした有機合成反応の開発を行っています。
研究プロジェクト
1. 新しい水素結合供与型触媒の開発
生体内でも重要な役割を担っている水素結合を利用し、反応基質を活性化することで、環境調和型反応開発を行う。そのための新たな触媒をデザイン・合成し、その機能評価を行う。
2. 二酸化炭素を利用した環境調和型有機合成反応のための新規触媒開発
温室効果ガスとして知られる二酸化炭素を有効利用した有機合成反応の開発は、重要な研究課題である。そのための新たな触媒をデザイン・合成し、二酸化炭素を有用資源へと効率的に変換するための反応開発を行う。
3. 水溶媒を利用した精密有機合成反応のための新規触媒創製
安全安価な水を反応媒体とした精密有機合成反応の確立を目指し、新規キラル触媒の開発に取り組む。また、これらを水溶媒中での不斉合成反応に適用し、触媒能の評価を行う。
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